肝臓について


肝臓によいたべもの

人間は口から取り入れた食事を胃で吸収しやすいように分解し、腸で吸収した後、栄養素などは門脈を通って肝臓へ運ばれます。

肝臓では、入ってきた栄養素を分解、加工してからだに必要なものにつくり変えます。また、毒素は分解して体に影響のない形にしたのち、体外に排出します。ですから、食後の肝臓は大忙しではたらいています。

肝臓によい食事の基本は、一日3食、栄養バランスのとれた食事をし、肝臓の負担にならないように心がけることです。また、食後すぐの急激な運動などをひかえ、しばらく休むようにしましょう。大丈夫、牛にはなりません。

また、アルコールを飲みすぎない、良性のたんぱく質をとる、食品添加物をできるだけさける、などに注意をしてください。

人間に必要なたんぱく質のうち、自分ではつくれないアミノ酸のことを必須アミノ酸といいます。必須アミノ酸は成人に必要な、トリプトファン、メチオニン、リジン、フェニルアラニン、ロイシン、イソロイシン、バリン、スレオニンの8種類のほか幼児期に必要なヒスチジンの合計9種類あり、食物やサプリメント、薬などで補わなければなりません。

食物としては、納豆や豆腐など大豆製品が良性たんぱく質です。大豆製品には必須アミノ酸やビタミン、カルシウムなども多く含まれ、肝臓の修復や再生に必要です。

しじみは昔から肝臓によい食べ物といわれていますが、良性のたんぱく質が豊富で必須アミノ酸もバランスよく含まれ、肝細胞の修復を手伝ってくれます。

牛乳などの乳製品も良性のたんぱく質で、肝臓の修復効果があります。

カキなどの貝類やタコ、イカなどに含まれるタウリンも肝臓の機能を高める効果があります。また、コレステロールを排泄する胆汁酸の分泌を活性化し、アルコールの分解を助ける作用もあります。

昨今、ウコン(ターメリック)の含まれたものがよく宣伝されていますが、ウコンにはクルクミンという胆汁の分泌を促進し、肝臓の機能を活性化させる作用があります。アルコールを分解したときにできる、アルデヒドの分解促進効果もあります。

また、ゴマに含まれるセサミンも抗酸化作用があり、肝機能を向上させる効果があります。

いずれにしても、食べすぎ、アルコールの飲みすぎは肝臓の負担となりますので、適量でバランスのよい食事を心がけてください。