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肝臓病の症状

肝臓は代償機能が大きく、病気になったからといって、症状が出にくい臓器です。そのため、症状に気付いたときには、かなり悪化していたということがありますので、早い目の診察をおすすめします。

症状のはじめは、体がだるい、疲れやすいなどの倦怠感からはじまり、急性肝炎の場合には発熱、嘔吐、下痢や黄疸などの症状を伴う場合があります。

黄疸とは、何らかの原因で血液中にビリルビンという色素が増加し、白目の部分や手足の裏、爪などが黄色っぽくなる、また、尿が濃くなるなどの症状です。みかんなどを食べ過ぎたときに手足が黄色くなるのは柑皮症といって黄疸ではありません。

黄疸の原因としては、肝炎などによって肝細胞が大量に壊死し、肝機能が低下したためにおこる肝細胞性黄疸、胆管結石や腫瘍などで胆管が詰まって胆汁の流れが阻害されたためにおこる閉塞性黄疸、赤血球がこわされておこる溶血性のもの、生まれついた体質による体質性黄疸があります。

肝性脳症は劇症肝炎や肝硬変などで重い肝機能障害がおこったときに見られる症状で、睡眠のリズムが昼夜逆転する程度の軽度のものから、すべての刺激に反応しなくなるような重度のものまで5段階に分類されています。直接の原因は良く分かっていませんが、肝機能障害のためにアンモニアを分解できず、血液中のアンモニアが増えることによって影響を与えると考えられています。

手掌紅斑は親指の根元から下と小指の付け根部分が真っ赤になる症状です。

クモ状血管腫は胸、肩、背中、首筋などに1~2cmていどの赤い斑点状の血管が浮き出したように見えるものです。