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肝機能検査

肝臓には多くの機能があり、それをおこなうために2000以上の酵素があるといわれています。そのため、肝機能検査にも多くの種類があります。肝細胞が多量に破壊されると、血液中にその酵素が流れこんでくるため、その酵素をはかることで肝臓の状態を予測できます。

よくいわれるのは、GOT、GPT、γGTPの3つで、いずれも肝臓内に含まれる酵素です。

脂肪肝、肝炎、肝硬変の場合、GOTとGPTの値は上昇しますが、GOTは肝臓以外の筋組織にも含まれていますので、筋疾患や心筋梗塞などの場合も上昇します。GPTは特に肝臓に多く含まれる酵素なので、肝臓の疾患を見る指標として役立ちます。γGTPは肝臓の解毒作用にかかわっている酵素で、脂肪肝や肝炎、また、胆石などで胆道が詰まったりした場合に上昇が見られます。特にアルコール性肝障害によく反応します。そのほか、ALP、LDH、ChEなども肝機能を見るために検査される酵素です。

血液中のたんぱく質であるアルブミンやα、β、γブロブリンなどの増減による検査もおこなわれます。

血液凝固因子であるプロトロンビン時間の測定は肝性昏睡とあわせて劇症肝炎の診断要素となります。

また、肝臓の状態を見るためにおこなわれる画像診断では、超音波を利用したエコー検査、コンピューター断層撮影のCT検査、核磁気共鳴画像法のMRI検査などがあります。

エコー検査は超音波を利用しているため検査回数の制限はありませんが、熟練度により診断に差がでることがあります。

CT検査はエコー検査よりも鮮明な画像が得られますが、X線を利用しているため頻繁には使えません。

MRI検査は画像を縦、横、斜めといろいろな角度から見ることができますが検査に時間がかかります。

その他に肝臓に直接針を刺してサンプルを得る肝生検という検査もあります。