急性肝炎(ウィルス性肝炎)


B型肝炎の原因と症状

B型肝炎はB型肝炎ウィルスによって引き起こされ、血液や体液などを通して感染します。

以前は輸血によって感染する代表的な肝炎でしたが、現在では輸血に使用する提供者への検査が行われており、輸血による感染はほとんどありません。

現在では出産時の母子感染やキャリアとの性交渉による感染、家庭内感染、医療従事者の針刺し事故などが主な感染原因です。

B型肝炎ウィルス感染には、感染後に抗体が出来て免疫状態になる一過性感染と、ウィルスが排除されずに肝臓に住み続ける持続感染があります。

通常、免疫機能が正常な健康な成人に感染した場合は、急性肝炎として発症し一過性肝炎として終了しますが、まれに、重症化した劇症肝炎を起こすこともあります。

免疫機能が未熟な幼少期にB型肝炎ウィルスに感染すると、ウィルスを排除するための免疫機構が働かず、肝炎を発症せずに肝臓にウィルスを保有した状態となります。このような状態の方をキャリアといいます。

B型急性肝炎の潜伏期間は感染から発症まで1~3ヶ月ですが、まれに、6ヶ月程度してからの発症となる場合もあります。

B型急性肝炎の症状は人によって程度の差が大きく、少し調子が悪いかなあという程度で終わる場合や、A型肝炎と同様に、食欲不振や全身の倦怠感などのかぜのような症状のあと黄疸があらわれることなどがあります。

A型肝炎と比較すると発熱は少なく、高熱となることはありません。

黄疸が現れたあとは回復に向かいます。