急性肝炎(ウィルス性肝炎)


C型肝炎の診断と治療

C型肝炎ウィルスが体内に侵入するとHCV抗体が生成されます。HCV抗体の陽性反応が出るには、感染後約1カ月ほどの時間がかかります。HCV抗体の陽性反応あれば、ウィルスに感染したことがあるこのはわかりますが、現在もウィルスがいるとは限りません。そこで、現在の状態を調べるために、ウィルスの遺伝子であるHCV-RNAを測定します。それが陽性の場合にC型肝炎と診断されます。

治療はA型肝炎と同様に、入院の上安静にすることが基本となりますが、C型肝炎は慢性化することが多いため、いかにそれをおさえるかという視点での治療が行われます。

肝炎の回復とともに、HCV-RNAが継続的に陰性となった場合に完治となります。

HCV-RNAが長期間陽性である場合には慢性肝炎への移行が疑われます。この場合には、発症から6カ月以内に、抗ウィルス薬であるインターフェロンでの治療が行われます。

急性肝炎では慢性肝炎に比べ効果が高く、90%以上でC型肝炎ウィルスの除去されています。

予防としては、B型肝炎と同様、C型肝炎ウィルス感染者の血液や体液に触れないようにすることです。

しかし、感染防御抗体の存在は、まだ明らかでなく、ワクチンもないために、C型肝炎に対する免疫状態をつくりだすことはのが現状です。

以前は輸血や血液製剤などからの感染がほとんどでしたが、現在ではHCV抗体を用いた血液スクリーニングで、感染した血液は除去されているため、輸血による感染は0.1%以下となっています。