急性肝炎(ウィルス性肝炎)


D型肝炎その他のウィルス性肝炎について

D型肝炎ウィルスはB型肝炎ウィルスがあって初めて感染可能となるウィルスで、単独では感染できません。ですから、B型肝炎ウィルスと同時に感染するか、B型肝炎ウィルスキャリアの方に重感染することでD型肝炎が発症します。B型肝炎単独の場宛と比べ、重症化しやすいといわれています。

D型肝炎ウィルスでは性感染などに注意が必要です。また、場合によってはHBワクチンが有効です。

F型肝炎ウィルスは1994年にインドのDekaらのグループが、非A・非B・非C・非E型肝炎の糞便から新種のウィルスを発見したとの報告がありました。しかし、その後、ウィルスの再確認に失敗したため、詳細は不明となっています。

1995年に米国のアボット社のグループがGBVーC、ジーンラボ社のグループがHGVという新しい肝炎ウイルスを見つけたと発表しました。この2つは同一の物と見られ、G型肝炎ウィルスとよばれています。

G型肝炎は輸血や血液製剤などの血液感染といわれています。日本で献血時の検査の結果、1%の人がG型肝炎に感染しているとの報告もあります。しかし、まだ詳細は明らかでなく、現在も研究段階だといわれています。

TT型肝炎は1997年に日本人化学者によって報告されたウィルス性肝炎です。

TT型肝炎ウィルスはサルコウィルス科に属します。遺伝子情報については解読が進んでいますが、現在のところG型肝炎ウィルスと同様、肝炎ウィルスとして扱われないことが多いようです。